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荒田大王神社境内橋

2005.02.19

球磨郡錦町大字木上東 荒田

橋長:2.5m
橋幅:0.59m
石厚:20cm




伝説 荒田大王神社とマムシ
 「平河右衛門義高は、鎌倉時代の初期に木上の岩城に居をかまえていた豪族です。ある日のこと、白馬に乗ってキビ畑を通っていたところ、突然マムシがとびかかってきて、馬の足に食いつきました。馬は驚いて棒立ちに鳴り、義高は落馬してキビの穂で目を痛めました。腹を立てた義高は、家来に命じて村中のマムシ狩りをさせ、ついに一匹残らず退治してしまいました。
 この豪勇で聞こえた平河義高は、その後、人吉城主相良長頼と戦って敗れ、その古戦場は今も血敷原の名で呼ばれ、戦いの激しさを伝えています。
 相良氏は、戦死した平河義高の霊を慰めるため、この神社を建立し、遺徳を偲ぶ領民によって義高は「大王さん」と呼ばれ、あつくまつられてきました。
 現在でもこの地区付近には、マムシは住みつかず、マムシにかまれたときは当社にお参りすれば直るといって参拝する人が絶えませんし、ここの境内の土を塗って山に入れば、マムシの害をまぬがれるといいます。また、木上地区では白馬は育たなくなり、キビやトウキビを栽培しなくなったといいます。」

環境庁 熊本県


以上 2005.02.19撮影


3年1ヶ月ぶりの訪問

池の水は干上がっていました

梅の花が散っています
以上 2008.03.15撮影