灯籠型庚申塔
「向かって右側にある石塔は、石灯籠形の庚申塔で火袋が失われています。直方体の竿石正面には、梵字の『アーンク』(胎蔵界大日如来の種子)を刻み、以下『庚申供養二世安楽所』と刻まれています。その右脇には、『寛文九年己酉』、左脇には、『三月廿七日』と紀年銘を刻み、左側面には、社人『西三良右衛門 ほか11名』、裏面には『恒松弥右簡門』ほか11名、右側面には『甚兵衛』ほか12名の名前を刻んでいます。阿蘇地区や周辺の人達の結縁者によって、現世と来世の二世の安楽と延命長寿を願い庚申供養を行なったことを示す遺物です。」
あさぎり町教育委員会 平成22年3月吉日建立 |