天子の水
「草津山地区に祀られてある天子神社の由来は実に古く、神話時代の伝説によれば、景行天皇がクマソ(隼人)を親征された時、天子神社にしばらく神輿(みこし)をおとどめになった聖地であるという。
その天子神社の近く、地区集落の中ほどにある豊かな湧き水は、時のがあり、故事にちなんで地元では影向(よごう)と呼んでいたが『天子の水』と名付けられた。清らかで豊富な水は一年を通じてかれる事はなくこんこんと湧き出ており、くまもとの名水百選のひとつにも選ばれている。
天子神社はここから北に160mの所に古代の昔を彷沸させひっそりとたたずんでいる。」 |