鵜木の田の神と石碑
「この石碑は、鵜ノ木、桑之丸集落で行なわれている田之神祭りの田之神所在地を示す石碑である。
享保二十一年(1736年)丙辰天『正月吉祥日奉造立田之神敬白西佐多浦名中庄屋池田仙右衛門前田喜八作』とある。
享保検地が終って東西佐多浦が分村した頃に建てられたもののようである。
碑の隣りには、火フクロ石塔がある。
現在の持ち回り田之神像は、もとここにあったものと考えられる。
毎年三月十八日を前後して持ち回り、田之神行事が行なわれている。
この講はあらかじめ遷座元が相談されて行なわれる遷座祭で、現在は、鵜ノ木と桑之丸との間で一年こうたいで、遷座元をつとめることになっている。」
鹿児島市教育委員会 |