阿弥陀寺の跡 霧島市指定文化財
「安良小学校の西南、榊原岡の西側一帯が阿弥陀寺跡といわれています。
明冶初年までは、頼朝石とよばれる五重の石塔や寺の由来を託した碑があったそうですが、明治七年(1874年)の山陵確定の際、土地の人たちが面倒を恐れ、密かにその碑石を運び出して埋めてしまったと伝えられています。寺跡には五輪塔、供養塔群が多数埋没していて、昭和五十七年(1982年)にその一部を発掘し、修復を行いました。供養塔の一基に元徳二年(1330年)八月の銘が刻まれています。また木像三体は黎明館に保存されています。」
霧島市教育委員会 |