藤川天神
「神社の由緒
一般に藤川天神と呼ばれ、学問の神様として人々に慕われている菅原道真公をお祀りしてあります。
延喜元年(901年)、藤原時平のそしりにあい、右大臣(現在の副総理)から太宰権師(九州政庁の副長官)に左遷された菅公は、その後も藤原時平の陰謀を恐れ太宰府で病死をよそおい、ひそかに舟で薩摩に下り、此処、藤川北野で静かに余生をおくられたと言い伝えられています。第二鳥居の北側の石垣の囲いは、菅公の墓碑と伝えられ臥龍梅(昭和十六年国の天然記念物指定)は道真公が自ら植えられたものと言われています。
神社は道真公が亡くなられて間もなく建立されましたが、天正十五年(1587年)豊臣秀吉軍の兵火により社殿その他を全焼、正保四年(1647年)島津光久公が再建、文化十三年(1815年)大改修がおこなわれ、明治三十五年には村をあげて菅公一千年祭が盛大に執り行なわれました。昭和五十八年本殿を大改修、平戌九年に拝殿並びに参道の改修を行い今日に至っております。」
菅原神社 |