お茶亭跡

2015.07.19

肝属郡錦江町田代川原




お茶亭跡
「このお茶亭跡は、薩摩の古い地理、歴史の本『三国名勝図絵』に紹介され、薩摩藩主島津氏も度々来遊し、『円徳公(島津重年)巡視の時、宝暦元年(1751)十一月十九日此川に遊覧し玉う今にお茶亭の跡ありて川に臨めり』とある。
 特に島津斉彬公は花瀬を愛し、一八五三年十一月十六日この地に来遊し、このお茶亭で休んだものと思われす。
 その頃、今の橋のたもとの付近にお茶亭があり、十四個の釜で湯をわかしその他煮炊きに使用したと思われる。当時の茶席の盛大さがうかがえる。
 また『本藩の人は花瀬の奇勝を知らざる者なし』とあり、花瀬の地が『癒しの地』として高く評価されていたと思われる。2008年にNHKで放送された大河ドラマ『篤姫』も『篤姫紀行』でも紹介された。」
花瀬橋袂のお茶亭跡

雨が激しくなりました