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町指定有形文化財
「この神像は、明和8年(1771年)に成川下原の二才中が造立したものです。 220年をへて、シキをかむった表情が、かすかに偲ばれます。 短い上着にタスキをかけ、下は裁着け袴をつけています。右手には、小さなメシゲ、左手には、団子ふうの物をのせています。薩摩地方に多く見られる田仕事姿の田の神像です。おそらく、成川の開田事業をおこなった時の水田稲作の守護神として作られたものでしょう。 均整のとれた安定感のあるこの像は、古い田の神像の南限を示すものとして貴重なものです。」 山川町教育委員会
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