東下(ひがしもと)の田の神
「田之神は五穀豊穣の神である。
故寺師三千夫氏(大口市出身の民俗学者)からの手紙の一節に『東下の田之神像は立派なもので、今後とも大事にしていただきますようお願いします』とあった。 この像と同型のものが鵜木にありその石碑に「庄屋池田仙左衛門、前田喜八作、享保二一年(西暦1736年)丙辰」とあり、また、觸田の稲留神社のものが一年後の元文二年(西暦1737年)とあるので、これらが同じ傾向一作者によって作られたものと思われる。 これら三像のうちでは、この東下のものが一番の上作で、全く無傷で像も大きく、表情もおおらかで、立派な民俗資料として県内でも指折りの像だと言われている。」
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