夏井海岸の火砕流堆積物
「太平洋に面した志布志湾の奥に位置する夏井海岸は、鹿児島県・宮崎県境にあり、50m程の垂直に近い崖が、永年の侵食によって削られ小島や岬状になり、小規模なリアス的景観となっています。
夏井海岸は、日南海岸にある『鬼の洗濯岩』で有名な日南層群が基礎岩石となっていて、その上に複数の火砕流(入戸火砕流・夏井(阿多)火砕流・阿多島浜火砕流)が堆積した様子が明瞭に確認できることから、地質学上特に貴重であると評価されて、この海岸の夏井漁港から志布志港までの海岸線約2Kmの内、自然の海岸が残っている1Kmの範囲を国の天然記念物として平成24年9月19日に指定をうけました。」
志布志市教育委員会 |