森山の田の神像

2012.03.25

志布志市志布志町内之倉




森山の田の神像
「田の神像は、旧薩摩藩領内だけに見られるもので、農耕や豊作の神様として、農民や下級武士によって造られました。18世紀初めのものは仏像型や神像型でしたが、その後持ち物や表情も農民の姿に変りました。県内には約1500体があり、町内にも約10体がありますが、そのうち代表的な5体が有形民俗文化財として町指定をされております。
 この森山の田の神像は最も大型のもので、シキの笠をかぶり、狩衣を着け、右手にスリコギ、左手にメシゲを持った神官型の座像で1847年に遣られたものです。」
田中神社の前

大型の座像

側面

弘化四年(1847)

背面