菅原神社 由緒
「菅原神社は、村上天皇の応和三年(963年)筑前太宰府天満宮の別宮として薩摩国分寺のこの地に創建されました。
御祭神は学問の神様菅原道真公を奉祀奉り、京都北野・太宰府天満宮と共に三大天神として崇められ、往時は高い神格を有する神社であったことがうかがわれます。
菅原道真公は、平安初期の学者・政治家で右大臣まで登用されましたが、藤原時平の策謀に会い醍醐天皇により大宰権帥として九州の地に左遷され、後難を恐れて密かに薩摩の地にたどり着き、川内地方には幾多の道真公伝説が伝えられており、境内には道真公巡国時の腰掛石も伝えられております。
この神社は、天正十五年(1587年)豊臣秀吉軍の兵火によって文書・什物など悉く焼失しましたが、以来地元有志住民の方々により本殿・拝殿の築造などが受け継がれ、例年二回の大祭も執り行われております。」
平成十二年六月吉日
菅原神社 |