射勝神社

2012.07.16

薩摩川内市水引町




次郎次郎踊(射勝神社春祭に伴う芸能) 薩摩川内市指定文化財
「次郎次郎踊は『射勝(スグロドン)祭り』とも呼ばれ、射勝(いすぐる)神社の春祭に伴う芸能として、毎年三月の第一日曜日に豊作を祈願し、奉納される農耕劇です。
 神事の後、踊りの奉納が始まります。子どもたちが、シイの枝で地面をたたきながら、害虫やスズメを追い出す仕草をした後、白手拭いの覆面姿のテチョが現れます。テチョは木鍬で田打ちをしたり、『トッゴロ』と呼ばれる火のついた丸太で、害虫に見立てた見物客を追い回したりして暴れ回ります。最後にヨメジョが現れ、テチョと抱き合って、赤ん坊(袋に入った籾〉を産み落とし、テチョが持ち上げて喜ぶ仕草をした後、ヨメジョの頭上のモロブタから、落花生などが見物客にまかれます。
 同じ時期に、高江町南方神社や久見崎町諏訪神社でも田打ちを題材にした農耕劇が奉納されますが、この次郎次郎踊は、終始無言で行われるのが特徴です。」

薩摩川内市教育委員会
迷いながらようやくたどり着きました

社殿