久見崎ハマボウ自生地 市指定文化財
「ハマボウは、神奈川県以西の海水と淡水が入り混じる、河口付近の塩湿地に育ちます。
アオイ科の落葉低木で、六月下旬〜七月中旬にかけて直径五センチほどの、淡い黄色のハイビスカスに似た花を付けます。
このハマボウ白生地内には、ヨシやガマといった植物もあります。
ここ久見崎は、慶長の役(1597)の時には、島津軍の船団が置かれ、水上交通の拠点として大いに栄えました。
港の様子は、河川改修のため大部分は埋め立てられて、水門と石垣の一部が残るだけになっています。」
平成12年9月
薩摩川内市教育委員会 |