庚申供養塔(オコシンドン<御庚申殿>)
「ここドッド(六道のなまり/餓鬼道、畜生道、天道、修羅道、人道、地獄道の六道<現在六堂を使用>によって衆生の苦患を救いたもうという仏教用語)の庚申供養塔は、県下では珍しい舟型で、青面金剛が刻まれ、その下に一羽の雄鶏と、三猿が彫られ、傍らの供養碑(延宝元年)と同じ頃の江戸時代前期の作であろう。
庚申塔には文字塔と象形塔があるが、この供養塔は象形塔の中でも、青面金剛、三猿、雄鶏の三祭神を一緒に彫り込んだ意欲的な供養塔である。
庚申信仰は、中国の道教に、仏教思想やわが国固有の信仰が結合した、特有の民間信仰である。」
薩摩川内市文化功労者表彰受賞
平成19年11月18日
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