「こわされた仁王像
この像は、さかさまにして、長い間手洗鉢として大崎小学校の校庭の一隅で使用されていた。
昭和初期の頃、校庭整備の時、仁王像の一部である事がわかった。此の仁王像は多聞院の門前に建っていたものであると伝えられている。そして、明治のはじめ『廃仏棄釈』が行われた時に、こわされたものであろう。
一字一石供養碑
「この塔は、木入道の旧翁松寺下の坂に沿った民家の庭に埋まっていたもので、四角柱の石に『奉書写金剛般若経一字一石供養塔』願主賀右衛門と銘が刻んである。金剛般若経を一つの石に一字ずつ書いて現世安穏・息災延命・子孫繁昌・五穀豊饒を祈願した石を埋めて、その上にこの供養塔を建てたものと思われる。」
大崎町教育委員会 |