白木神社庚申塔

2014.12.13

伊佐市大口白木




白木神社
「一.祭神 白木姫尊
一.御神体 白木の聖観音立橡
一.勧請 応永十五年(一四〇八)三月六日
一.由緒 棟札・墨書によると以前は、真言宗白木山長福寺の観音堂であったと称せられる。
本殿は寄棟茅葺屋根で、宮殿は切妻栩葺であり、室町時代の建造物と言われる。明治初年の廃仏毀釈の難を逃れる為、白木神社になった。
宮殿に安置されている観音像の光背に『本田三反良清大導聖観音白木山長福寺行基菩薩御作也応永十五年三月六日』と記されている。素木の寄木造りの像は彫刻の形式からみると、平安末期から鎌倉中期の作ではないかと言われる。また、一説では平清盛の三男宗盛の曽孫清祖が、平家没落後京都からこの地へ移したと言われているが、史実は明確でない。昔から産婦の観音さまとして崇められ、安産美女が生まれると言い伝えがある。
毎年正月元旦と七月の大祭には開帳され、観音さまの美しい姿を拝見できる。
一.県指定文化財 本殿及び宮殿 昭和二十八年九月七日指定
一.県指定文化財 白木観音像一体 昭和二十九年三月二十二日指定」

寄贈 阿蘇明範
4年10ヶ月ぶりの訪問

拝殿前の灯篭

奥から

庚申塔 宝永三丙戌(1706)年九月十二日