大日の仁王像

2009.02.11

出水市野田町上名




大日の仁王像
「この仁王像は永林寺にあったもので廃寺後ここに安置されたと言われる。永林寺は感応寺末寺でこの近くにあったが、明治初年の神仏分離令のあと廃寺となった。向って右の像は口を開けた阿(ア)型で金剛像という。金剛杵を持った左手上部は欠損している。左側の像は口を閉じた吽(ウン)型で力士像という。又両像ともに金剛力士像ということもある。ア・ウンとは万有一切の始まりと終りを表わす。仁王(二王)は寺院建物の守護神で、仁王像は寺門に建立され、いかめしく、たけだけしい相である。この像は宝暦2年(1751年)の建立で、感応寺の仁王像より1年おそい。」
出水市教育委員会
県道368号線、武家屋敷通り沿いです

吽形・阿形

横には大日の庚申碑(出水市有形民族文化財)