馬場の庚申塔

2003.03.13

松山町馬場




「子供の百日ぜき・麻疹等が流行った時、庚申塔に赤いよだれかけを掛けて、それらの病気にかからないように祈ったといわれています。
 この庚申塔はいつごろ作られたのか不明ですが、立体的で重量感のあるつくりです。表面には、悪い流行病をおさえる青面金剛が、邪鬼(天の邪鬼)を踏みつける姿が彫られています。
 また、顔などが壊されていますが、これは明治初めの廃仏毀釈(仏様を軽蔑して、神さまを大切にすること)の時に壊されて川などに捨てられたものを、後で拾い上げて、この場所におまつりしたためです。」

松山町教育委員会