史跡 常盤五輪塔群(市指定記念物)
「古くから『常盤御前』の墓といわれて、数基の五輪塔が祭祀されてきました。
昭和56年縁のある人々の協力で、付近に埋没していたものを百余基の五輪塔・宝塔・層塔などに復元しました。
大型五輪塔は、鎌倉時代川田一族のもと同型であると推定され、相輪数基は鮫島・市来・黒葛原各氏のものに類似しているといわれています。
その他墓地入り口に万霊無縁供養塔・庚申塔、明和二年(1765)などがあります。
これらの供養塔群は、この地方に住んでいた中世の諸豪族の歴史や近世の民間信仰を知るうえで、貴重な石塔群であります。」
平成17年3月31日指定
鹿児島市教育委員会 |