菅原神社の庚申塔

2015.06.06

鹿児島市郡山町




菅原神社と招魂碑群
「菅原神社は、地元では『お天神』ともいって、学問の神様として親しまれています。
 鹿児島縣地誌によると、『無格社、社地東西十三間、南北六間、面積七拾八坪、菅原道真を祭る。例祭二月二十五日・八月廿五日』とあります。明治44年(1911)8月6日には、秋葉神社が合祀されています。
 神社の創建ははっきりしませんが、昭和55年改築時、拝殿正面の梅の紋様に描かれた右側の袖に、慶安五年(1652)の文字と、嘉永六年(1853)関造○○とあったので、慶安5年の創建ではないかと考えられます。
 また菅原神社の近くにある招魂碑群は、従軍兵士の霊を招き祭る巨大な石塔群です。
 自然石に義勇奉公と大書したものは、日露戦争に従軍した人々の名が刻まれ、明治39年3月30日建立となっています。また、『招魂碑』には12名の戦没者の名が陸軍中将大久保貞利書で彫られています。
 他にも丁丑役(西南の役)の招魂塚、明治29年に建立された日清戦役塚、上海事変から第二次世界大戦までの戦没者や陸海軍の軍属の方々の名が多数刻まれている黒御影石などがあります。」

平成27年3月建立
鹿児島市教育委員会
一段高い所に菅原神社

境内の庚申塔

享保二十一年(1736)


菅原神社の北西側に

招魂碑群