橘木城跡供養塔 霧島市指定文化財
「橘木城跡供養塔は、当初橘木城跡(重久剣之宇都上)にあったものをここに移転したものです。
二基の供養塔には次のように書かれています。
建武三季八月十五日 □阿弥陀佛
正面 南無阿弥陀佛 暦応四季九月八日弟十三回廻忌辰
慮阿弥陀佛 正面 南無阿弥陀佛
供養塔は、建武三年(一三三六)と北朝の暦応四年(一三四一)に橘木城に建立されたもので、供養塔の台石に舎利が納められていましたが、台石と舎利は現在不明となっています。
南北朝時代、橘木城を守る北朝方重久篤兼と南朝方肝付兼重、日向の野辺盛忠との度々の戦いによって死亡した兵士の霊を供養するために建てられた碑と考えられています。」
霧島市教育委員会 |