華林寺墓地
2011.08.06
「1234年(文暦元年)の霧島山大噴火により、焼失した“霧島神社”は、戦乱等により長い間仮宮であったが、1484年(文明16年）第十一代藩主『忠昌公』は、真書宗の僧『兼慶法印』に命じて、神社及び別当寺を造営した。
この時から宗旨は『天台宗』から『真言宗』となり、神社は『西御在所六所大権現』、寺は『霧島山錫杖院華林寺』といわれ、華林寺基地はぞのころからのものである。
1705年（宝永二年）華林寺出火し、神社、仏閣はすぺて焼失したので、1715年(正徳五年）第二十一代藩主『吉貴公』の再建により、豪壮な社殿仏閣が出現した。しかし1868年（明治元年）廃仏毀釈により華林寺は廃止された。
この墓地は華林寺で往生した住職等の墓で『五輪塔』、『板碑』、『多宝塔』等あらゆる種類の墓碑約160基が数えられる。」
霧島市教育委員会
