諏訪両神社の古木
「諏訪両神社は、棟札によれば、永禄元年(1558)8月16日遷宮とあるので、いずれの古木も当時植えられたものと思われ、科学的な樹齢調査でも、それは証明されています。
イチョウ
イチョウ科、落葉高木(雌木)、目通り約9m、樹高19.6m、昭和20年の台風で主幹が折れましたが、側枝が主幹化しつつあり、また脇芽も出ており、樹齢の古さを物語っています。樹齢約400年。
モミ
マツ科、常緑高木、目通り4.7m、樹高32.8m、中間部までは枝はなく、沖天にそびえたち、神社の荘厳さと歴史の長さを物語っています。樹齢約400年。
イヌマキ
マキ科、常緑高木、目通り約3.4m、樹高22m、幹には、約3cmの鉄の鎌が、数知れない程、打ち込まれています。昔は戦陣に臨むとき武運長久を願って、お守り鎌として神社より受け、無事帰還すると、願ほどきの意味から、この神木へ打ち込んだものです。こうした風習は、太平洋戦争まで続き、戦争の恐ろしさを樹内に包み込んでいます。樹齢約400年。」
輝北町教育委員会 |