高田城の下(たかたじょうのした)の田の神 南九州市指定有形民俗文化財
「米俵の上に立ち、右手に小槌、左手に福袋を持った大黒天の姿をした田の神像。明治二十五年(1892年)に建立された。南九州市内では大黒天型の田の神は他に確認されておらず、貴重である。」
「市内では未だ類例のない大黒天の形をした田の神である。平成20年に盗難に遭うが、新聞等で掲載されると、再びもとの場所に戻ってきたことで話題となった。
大黒天を模した田の神であることと併せて盗難に遭い再び戻ってきた経緯があり、田の神が親しまれ、地域にとっても大切な文化財であることを改めて認識させてくれた。さらに庶民の祈りと信仰を知る上で貴重な資料である。」 |