善積寺跡 南九州市指定文化財(史跡)
「善積寺は、十四世紀(室町時代)の頃に、正菊和尚というお坊さんが、島津氏に許可をもらって建てたお寺です。宗派は、曹洞宗という禅宗のお寺でした。
勝目地域では中心的なお寺で、仁之野地区にある『宝福寺』とともに、『薩州三ヶ寺』と言われていました。
しかし、明治元年(1868)の廃仏毀釈で、建物などは壊されてしまいました。今では、入口の仁王像や鎮守堂跡の庚申供養塔、本堂跡の座禅石、歴代住職の墓地などが残っています。また、善積寺最後の照庵和尚の墓が、入り口前の墓地に残っています。」 |