常潤院の仁王像

2010.12.05

南さつま市加世田武田




常潤院の仁王像
「廃仏毀釈から百十数年ぶりの昭和57年、ここから約30m東の土手に埋まっていた仁王像を発掘した。首と腕が壊されているが、一対での発見は幸いである。享和三年(1803)寄進と刻まれている。」
南さつま市教育委員会

常潤院跡
「常潤院は、天文二十一(一五五二)年の頃、日新公が建てた塔頭(大きな寺のわき寺学問所)で、日新公は自らの影像を安置し、死後は、墓所となった。
 院は、僧たちの学問所、修行の場でもあった。当時一般領民の教育は、寺僧によって行われていたので、僧侶の使命は大変重要なものであった。
 日新公は、ここに愚谷軒という庵を建て、自らも“愚谷軒”と名乗って、多くの僧たちを集め経典の研究や論議を行わせていた。」

南さつま市教育委員会
常潤院跡に仁王像が建っています

吽形・阿形

側面