小烏神社の庚申塔 市指定有形民俗文化財
「庚申信仰は、中国の道教の三尸説から来たといわれ人間の体には三尸という虫がいて暦の十干十二支の組み合せで庚申の夜、日頃その人が犯した罪を体内から抜け出して天帝につげ罰を受けるという。
この夜は身を慎んで過ごす風習(庚申講)が生まれた。
この信仰は、平安時代に我が国に伝わったが、江戸時代になって一般に広まり文字塔のほか、神道では猿田彦大神、仏教では青面金剛を主尊とする石造物が多く造立された。
この庚申塔は舟型碑面に上から日輪・月輪・四臂の青面金剛・二童子が浮き彫りされている。
台石に延宝二甲寅年(1674)奉造立庚申供養二世安楽合衆敬白の刻字が読み取れる。」
鹿屋市教育委員会 |