下名真角の古石塔

2012.07.22

鹿屋市吾平町下名




下名真角の古石塔3基

庚申塔 施主 弥平兵衛(兵が欠)
「この石像は胸のところに両手で棒のようなものを縦ににぎり、その上の左手に太陽を右手に三日月を持ち、その下の左手に弓を右手に矢1本をにぎっています。そしてその両脇に童子が直立しています。その下に『見ざる・言わざる・聞かざる』の3匹の猿(山王権現の使者)とその両脇に雌鶏と雄鶏の2匹の鶏(神の使者)が刻まれています。」

馬の保護神 天明5年(1785年) 施主 弥平兵衛
「この石塔は、ここ付近で馬頭観音と伝承されて書ました。石像は頭上に甲をかぶり胸に短甲のような武具をつけて、左手に弓を右手に矢を1本にぎり、左肩の後に2本の矢を背負っています。当時は、馬の保護神として、広く信仰されたことでしょう。」

石の灯篭
「これらの石塔の建立を記念して建てられたものと思われます。 これには『奉寄進御宝前 施主儀平次』と銘刻されています。」