八幡神社の田の神

2012.07.22

鹿屋市吾平町上名 中福良




八幡神社の田の神
鹿屋市指定有形民俗文化財 指定年月日 昭和六十年八月二十一日
「中福良の八幡神社の境内にある田の神は、高さが九十六Cmで頭から背中にかけてシキをかぶり、大きな袖の着物を着流して、長い紐の帯をたらしている。両手を鍬の柄に置き、左肩の紐にはワラヅト(わらで作ったつつみ)が結んであり、それにメシゲがさしてある。ワラヅトの中身は種籾で、それを蒔きに現れた姿であると考えられる。顔にはベンガラ(赤色顔料)で彩色した赤みが残っている。刻銘はなく年代不詳だが、肝付町東大園田の神(県指定)明和八年(一七七一年)に近い頃の作だと推定される。」
平成二十一年十二月 鹿屋市教育委員会
中福良の八幡神社

境内に田の神と案内板

鍬の柄に両手を置いた立像

側面

側面

背面

社殿