迫ン太郎
2007.05.17
鹿児島市吉野町 仙巌園
迫ン太郎
「迫ン太郎とは、谷水の流れを利用した米つき機の一種で、精米機のなかった頃、もみや玄米を精米する時に利用していました。三十代島津忠重の頃には、小屋の中にこの迫ン太郎と交互に上下する杵で臼を並べ、ここで精米したお米を食べていたとされています。
迫とは小さな谷のことで、村中で一番の働き者であった太郎の名前と合せて水が流れる限り絶間なく働くこの装置を迫ン太郎と呼んだと伝えられています。」