坂下の田の神

2015.09.05

いちき串木野市生福 坂下




神像型田の神
「田の神は、田んぼの守り神であり、稲の豊作を願う神でもある。この坂下の田の神と同じ形の田の神は、日置郡・薩摩郡・姶良郡にかけて14体ほどある。串木野には、生福に2体、羽島に1体ある。坂下のものは延享4年(1747)、もう1体は元文2年(1737)なので、この時期に串木野市来を中心に作られたものであろう。県内でも初期の頃の田の神で、貴重なものである。坂下の田の神は彫りがしっかりした、威厳のある立派なものである。
 神像型田の神は、冠から後に垂纓という細長いものが垂れ、ヒゲを伸ばし胸の前で手に持つ扇のような板の笏(シャク)を持つ神官の格好で、立ち姿である。」

平成6年8月
いちき串木野市教育委員会
鉄塔の右下に案内板らしきものと田の神らしきもの

田の神のようです

背後まで車で行けます

延享四年(1747)

側面

下から

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