島津義久公剃髪石

2015.10.11

日置市伊集院町大田




島津義久公剃髪石
「天正十五年(一五八七)五月、豊臣秀吉が大軍を率いて既に川内川ロに上陸したと聞いた島津義久は、焦土決戦を辞さない家臣達を慰留しつ、五月六日従士十余名を引きつれて鹿児島を立ち途中伊集院本通りの突当りにあった母の菩提寺雪窓院を訪れ、境内にあったこの座禅石の上で髪を剃り、僧体となって、直ちに川内泰平寺に参向、秀吉に謁して降を請いました。
三州の旧領は維持することが出来ましたが、この剃髪石は敗戦の将義久の五内ために裂くの思を偲ばせる記念の石で、長くこのような形で雪窓院跡に残されていたのを昭和六十年三月、ここに移しました。」

日置市教育委員会
右端の石?