大田発電所

2011.07.17

日置市伊集院町大田




大田発電所(登録有形文化財・土木学会選奨土木遺産)
「発電所の歴史
 大田発電所(旧名:島津発電所)は、明治41(1908)年に島津家の自家用発電所として最大出力250KWで運転を開始し、15km離れた串木野神岡鉱山に送電していました。昭和3年には日本水電へ、昭和17年には九州配電へ、昭和26年には九州電力ヘ引継がれ、現在は最大出力550KWで運転し伊集院町周辺へ電力を供給しています。
発電所本館の特徴
 大田発電所本館は、石造建築物であり切妻屋根の母屋に六角形の塔が接続する全国的に見ても特異な構成をした建築物で、両妻部には島津家の家紋である『くつわ紋』(丸に十の字)が施されています。
 平成17年11月19日に土木学会選奨土木遺産に認定され、その後、日置市の推薦もあり、平成20年3月7日に登録有形文化財に登録されました。」
登録有形文化財・土木学会選奨土木遺産の大田発電所

金網の隙間から撮影

東側の導水路の先には

導水隧道

轟墜道
明治四十一年