宮ヶ浜港(石が守った人と舟・今に残る天保の灯台と防波堤)
「宮ケ浜港に約215mにわたって伸びる石畳の防波堤は、天保5(1834)年当時の藩主島津斉興公の命によって建設されたものです。それ以前は、大波や大風のたびに船が転覆するなどの被害を出していましたが、建設後は多くの船が安全に碇泊できるようになりました。そのため、指宿の村(現在の宮ケ浜)の市場は大いに賑わったとのことです。この防波堤による恩恵は、はかり知れないものでした。
平成2年度から港湾環境整備事業により、歴史的防波堤と灯篭を中心とした緑地整備がじっしされました。」 鹿児島県 |