深固院跡仁王像

2015.01.12

日置市日吉町吉利




深固院(じんこいん) (日吉地域)
「深固院は、元中三年(1386)に名僧として有名な石屋真梁(せきおく しんりょう1349〜1428)によって開かれ、明治の廃仏毀釈によって廃寺になりました。
 石屋は、南朝の武将として知られている伊集院忠国の子どもとして生まれました。6歳で寺に入って禅宗(曹洞宗)の僧侶になり、鹿児島の福昌寺(島津本家の菩提寺)、伊集院の妙円寺、永吉の妙通寺(後の天白寺)などの寺院を創建しました。
 石屋は深固院で禅宗を布教しながら、多くの人に学問を教えたとされています。石屋は、貧しい農民のため落穂を拾い粉にして餅をつき、醤油をかけて焼き、皆に食べさせ喜ばれたと伝えられています。これがしんこ団子の始まりとされています。」
深固院跡の石造物群

左側

右側