養母の庚申田の神

2012.02.04

日置市東市来町 養母(ようぼ)




養母の田の神
「この田の神は、昭和43年3月29日、有形系民俗文化財として、県の指定を受けている。
 像だけの高さ九十ニセンチ、灰白色の粗い凝灰岩で作られている。頻はつぶれているが、眉の少しつり上がった分怒相、あごひげも見られる。冠に長い瓔を垂れ、長い袖のひだが、地に着く程で、背後にも裾が長く垂れ、両手で胸の前で、笏を持っている。袴の背面に
 奉造立田之神一躰
左側面に、
 明和六己丑十二月吉日(1769)
    庚申講人数相中
と、刻んであり、庚申供養のために作られている。庚申供養のための田の神は県下に二十数基あり、萩集落の元文四年(1739年)のものが最古であるが、破損がひどい。」

日置市教育委員会
県道に案内板が出ていました

風化した神官型

側面

明和六(1769)

背面

奉造立田之神一躰