島津日新公学問所跡「海蔵院」跡(如意山願成就寺)
「海蔵院は真言宗の寺でした。応永5(1398)年伊作島津家4代久義のとき造られ開山以降40代まで続きましたが明治の廃仏毀釈により廃寺になりました。明応7(1498)年菊三郎(日新公の幼名)は祖父久逸夫婦と母常盤のすすめにより、7歳から15歳までここで8代住職頼増の教えを受けたと伝えられています。なお廃仏毀釈により散乱埋没していた五輪塔・宝筐印塔・月輪塔など70数基の石塔は近年復元整備されました。これらは9代をはじめとする多くの住職のものであると考えられています。」
平成8年10月 日置市教育委員会 |