御領田の神
2016.12.17
「この一帯は御領東新田として江戸時代元禄年間（1688～1703)に新田が開かれました。
この田の神は、東新田の関係者により稲の豊作を願って、弘化4年(1847)に立てられたものです。
右手に鍬、左手に飯杓子を持ち、腰に縄で包みのようなものを下げています。また像の下部の両面に、当時の田の神祭りの太夫（たゆどん～神職)庄屋、名主、名頭、田の神を刻んだ石工の名前や門名も刻まれています。当時の社会構造を知る上でも、また生存していた人々の名を残している点でもたいへん貴重なものです。
なお、水田区画整理工事に伴い、平成元年3月、現在地の南側35mの旧水路上から移されました。」
昭和51年12月20日指定
平成13年3月15日 南九州市教育委員会
