掩体壕 まのひ(青戸)飛行場跡
「上別府地区には、『まのひ(青戸)飛行場』がありました。『まのひ飛行場』は、青戸・加治佐間の通称『加治佐原(かっちゃばい)』の約二〇〇ヘクタールの土地に建設されましたが、未完成のまま終戦を迎えました。
その当時の様子を思い出させるのが、この『掩体壕』です。掩体壕とは『体を掩いかくす壕』という意味で、土塁を地上四メートル位に機体の形に築き、木竹で擬装するもので、爆撃の際の直撃以外の爆風等の被害を防ぐためのものでした。『掩体壕』は二十基位あり、昭和十九年の終わり頃には滑走路が使用できたため、そのほとんどに飛行機が入っていたということです。」
平成9年3月
南九州市教育委員会 |