県天然記念物
「この岩穴は、地下水の浸食作用による凝灰岩で、入口は横13.8m、高さ8.6mである。 岩穴の全長は、昭和41年6月関西大学探検隊の調査によると、224mで、200m附近には膳棚に似た形がある。地元の話によると、犬を中に入れたら、高千穂の峯に出て来たという伝説がある。 この岩穴にちなんだ、奴おどり・刀おどり・棒おどり等は、溝ノ口集落と昔の中谷集落(現在の大石・片平・踊橋・中谷)で、お釈迦様の誕生日(4月8日)に青壮年によって踊られていたが、現在は4月8日に近い日曜日に行われている。 奴おどりだけは、郷土教育のひとつとして中谷小学校の児童によって踊りつがれている。」
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