飯盛神社
「飯盛山の東側にある飯盛神社は、平安初期の貞観元年(859年)56代講和天皇の時に創建されたと伝えられています。古くから旧早良郡の飯盛、吉武、金武、戸切、田村、四箇、羽根戸、野方の総社として、あがめられていました。
祭神は本殿に伊邪那美命、相殿に宝満神(玉依比売令)と八幡神(誉田別命)中宮社は五十石猛尊です。
現在の本殿は、江戸時代中後期の天明6年(1786年)に大改修されたもので、市指定有形文化財です。この他にも南北朝時代の“石造狛犬”(県指定有形文化財)、“飯盛神社文書”(市指定有形文化財)があります。
この神社には多くの行事があり、中でも農作の豊凶を占う2月14日から3月1日にかけての“かゆ占”(県指定無形民俗文化財)、武家社会の勇壮華麗な行事として継承される10月9日の“流鏑馬行事”(市指定無形民俗文化財)は広く知られています。また、本殿の南側には学業成就で知られる飯盛文殊堂があります。」 |