南淋密寺

2014.11.23


朝倉市宮野 八坂




南淋密寺
「由来
延暦23年(西暦804)、比叡山の僧最澄(伝教大師)は、仏教興隆のため、僧空海(弘法大師)と共に、留学僧として渡唐された。途中航海の安穏を祈って、七仏薬師謹刻の大誓願を立てられた。
 帰国後九州に下り、祈願を果たすべく霊木を求め白山(秋月古処山)に至り、榧の木を持って一刀三礼して七体の薬師仏を彫刻され、その第一番の尊像を本尊として、大同元年(806)4月8日、長渕(朝倉町)の地に天台宗医王山南淋寺を建立された。
 その後、後継者の関係から、曹洞禅宗となって法灯は続いたが、度重なる洪水のため移転を思いたち、大宰府の長官『少弐頼尚』の継母、賀茂御庵宗修禅尼に寺領の寄付を受け、現在地に宗本和尚を開山者として禅宗南林寺を建立した。時に興国7年(1346)4月8日であった。
 慶安4年(1648)筑前大守黒田忠之侯の命により真言宗(大覚寺派)南淋寺となり現在に至っている。」
準別格本山 医王山 南淋密寺

全景

階段を上り

右手に鐘楼

本堂