石橋巡り
(2004年5月22日)

2.竹田市その2〜朝地町〜大野町〜日向市
(馬渡橋・尾園橋・鬼田橋・若宮井路鏡水路橋・朝地橋・妙見橋・
古殿橋・古殿2号橋・池在橋・市万田橋・幸脇の眼鏡橋)



1.竹田市その1

3.道中で見たもの




馬渡(まわたり)橋 竹田市平田 小仲尾
記念すべき700基目

橋長:7.1m
橋幅:2.6m
径間:5.4m
拱矢:2.4m
架橋:大正7年(1918)

県道442号線、旧道の城原小から西へ2.8Km先右手に架かっています。




尾園(おぞの)橋 竹田市平田 折立

橋長:6.3m
橋幅:5.3m
径間:5.1m
拱矢:1.6m
架橋:昭和20年代

馬渡橋から1Km先、明治小前に架かっています。




鬼田(おんだ)橋 竹田市植木 鬼田

橋長:14.0m
橋幅:5.0m
架橋:大正6年(1917)

尾園橋を渡り、2.2Km先に架かっています。




朝地(あさじ)橋 朝地町朝地

橋長:33.4m
橋幅:7.5m
径間:19.5m
拱矢:9.9m
架橋:大正12年(1923)

「大正12年に豊肥線朝地駅が開通されたが、朝地駅は平井川を隔てた坪泉にあるため庄田の県道と駅前広場を結ぶものとして朝地橋が架設された。
 特にこの朝地橋は鉄道と地域を結ぶ、朝地町における玄関口となり、産業道路として重責を担うこととなった。
 幅員7.4mを取り、当時としては他に類例も少なく、現在も車が橋上で離合しても支障がない橋である。」

朝地町教育委員会

朝地駅前に架かっています。









妙見橋 朝地町朝地

橋長:12.5m
橋幅:4.5m
径間:9.5m
拱矢:4.4m
架橋:明治37年(1904)

「明治22年に温見街道(現在の国道442号線)が開通したが、その後大分から大野町田中を経て竹田に至る県道が作られた時、明治37年1月に幅員4.8mのアーチ橋として、寺田から庄田に渡り平井川に架けられた。
 現在は国道57号線がすぐ側に開通したので、以前に比べると交通量は少し減ったが今なお朝地町の中心を通る重要な橋である。」

朝地町教育委員会

上に見える赤い高架は国道57号線

朝地橋から160m西に架かっています。
左は妙見橋、右は朝地橋
朝地町役場から




故 宮ノ前橋 大野町北園

橋の下で農作業をしている方に確認しました。
平成15年2月に架け替えらたそうです。




 
名残の架橋記念碑

国道57号線、朝地町・大野町の境から北へ1.3Km
西部小の入口から左折、1.5Km先。
古殿(ふるどの)橋 大野町北園

橋長:9.0m
橋幅:1.8m
径間:5.6m
拱矢:2.6m
架橋:文化14年(1817)

上部は一つの橋ですが、下から覗くと二つの石橋が並べてあります。
古い方の石橋は上流側。




上を見上げると 「文化十四年云々・・・」と刻んであります。

宮前橋から西へ1.3Km先に架かっています。現在道路改良中ですが、新橋が下流に架かる予定です。





古殿(ふるどの)2号橋 大野町北園

橋長:9.0m
橋幅:2.8m
径間:5.6m
拱矢:3.0m
架橋:大正9年(1920)

新しい方の石橋は下流側に架かっています。








池田橋 朝地町池田

橋長:17.0m
橋幅:3.6m
径間:13.5m
拱矢:3.2m
架橋:大正12年

「館と田村の境の市万田川をまたぐ石造アーチ橋で、その長さ22m、高さ11m、幅3.5mである。大正12年、朝地駅の開業に伴い、旧上井田村の北部地域の交通・運輸の利便を図り、その開発の為に池田道路に架けられたものである。
 今の北部幹線では、この橋に代わる新しい橋が架けられ橋としての使命は終わっているが、大切な農村近代化の遺産である。」

朝地町教育委員会

古殿橋から西へ1.2Km、朝倉文夫記念公園方面へ左折、2.3Km先右手に架かっています。




池在(いけざい)橋 朝地町池田 池在

橋長:22.0m
橋幅:2.8m
径間:15.2m
拱矢:4.4m
架橋:大正13年

池田橋の現橋を渡り、700m先右折、1.3Km先に架かっています。




高野ケ鶴の池在橋
 「池在橋は大正13年(1924)大分市滝尾の石工棟梁甲斐善引氏の設計・工事により竣工したもので、平成7年一部を復元修理した。
 橋長20m、幅員3m、高さ8mで市万田川に架かる石橋としては比較的小さいものであるが、端正で見事なアーチ橋である。
 竣工当時、豊肥線朝地駅の開通と相まって、地域の交通と開発に大きく貢献したことが橋畔の石碑に刻まれている。」

朝地町教育委員会
市万田(いちまんだ)橋 朝地町市万田町

橋長:21.0m
橋幅:3.0m
径間:16.5m
拱矢:2.4m
架橋:大正14年

「市万田「町」区内で、市万田川に架かるこの石造アーチ橋は、大正14年3月に朝地駅の開業に伴う道路整備を目的として、不便であった区内の交通事情を解消する為に架設されたものである。
 橋長3.4m、幅員4m、高さ8.65mで、農村近代化の遺産であると同時に現在「町」区民の生活道路の要でもある。
 かたわらの記念碑は、架橋の事跡を後世に伝えている。」

 朝地町教育委員会
池田橋から東へ1.4Km先右折、250m先に架かっています。

市万田橋を渡り、道なりに進めば400mで国道57号線へ出る。





故 中渡橋 朝地町下野 平井

新橋に架け替えられていました。
新橋には竣工年月日は記載してありませんでした。


市万田橋から国道57号線へ、2Km先西を左折。



※後日、訂正
道の駅あさじの裏に移設されているそうです。
「眼鏡橋」バス停上流の石橋 日向市 幸脇

上部





深い藪に覆われており、下に川が流れているのは全く分かりません。
ロープを使い、左岸上流側よりようやく下に降りることができました。

これがてっきり椨峠の石橋だと思い込みましたが、どうも違っているようです。
とすればこれは新発掘?

国道10号線「眼鏡橋」バス停より山手へ約50m。


※後日、日向市役所 社会教育課様よりご連絡頂きました。
「タブ峠の眼鏡橋」
架設は「馬溝眼鏡橋」と同じ明治18年(1885)だそうです。


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