石橋巡り
(2004年8月16日)

3.道中で見たもの
(市成の仁王・野里の田の神・上野町の田の神・青面金剛・開聞岳・桜島・石敢当・青面金剛・広津田の田の神像)




1.大隅町〜福山町〜鹿屋市

2.垂水市



市成の仁王像 輝北町市成

 
「昔から風邪、オネツと神さあ(百日ゼキ)をなおす仁王さまとして住民に親しまれてきました。この仁王像は市成が島津支流敷根氏の所領であったころの遺物で菩提寺として建立された両足寺の山門にあったもので室町時代の作と思われます。
 この仁王さんの顔をよくみると、一体は口を開け、他の一体は口を結んでいます。口を開けてる像を「阿」像、口を結んでいる像を「吽」像といっています。
 五十音でも梵字でも「あ」はことばのはじまりであり、「ん」は最後のことばになっています。この二体宮崎はまゆうライオンズクラブ本来一体におさまるべきであるのですが、「阿吽」の呼吸ですべてを守っているのです。」

輝北町教育委員会





野里の田の神 鹿屋市野里
県指定有形文化財

「像高七十センチ 幅三十三センチ
桃色の美しいややや軟らかい凝灰岩の丸彫りである。シキを頭巾風に背に垂らして被り、表情は可憐である。袖の長い上衣の衿に、波状の飾りがある。前から見ればくくり衿に見える。右手にメシゲを垂らして持ち、左手に鈴をもつ 八角形の台石に寛延四辛未年四月吉日(1751年)
奉寄進
右意趣者田畠守護
国土豊穣諸人快楽
求願如意満足故也 施主
などと刻まれている
この像と同型のメシゲ、鈴もち田の神舞型のものが大隅に八体ほどあり、みな美しい姿をもつが、これはその中でも最古である。」

鹿屋市教育委員会




二体並んで建っています
上野町の田の神 鹿屋市上野町




上野町の田の神 鹿屋市上野町




青面金剛 鹿屋市上野町




開聞岳
桜島 垂水市から




桜島 鹿屋港から
石敢当 垂水市新城




青面金剛 垂水市新城








広津田 田の神像 大隅町 広津田

由来

製作時期 1847年頃
使用石名 やや荒い安山岩質
高さ 140cm
肩幅 70cm
顔の長さ 50cm
メシゲの長さ 44cm
スリコギの長さ 44cm

特徴
・丸彫の田の神像では最大級である
・大隅地方特有の神職型座像である
広津田集落公民館