石橋巡り
(2004年7月24日〜25日)

国東半島・道中で見たもの その8
(並石ダム・長安寺・天念寺・川中不動)
その1 その2 その3 その4
その5 その6 その7 その9 その10



1.杵築市〜大田村〜豊後高田市 2.国東町 3.真玉町〜香々地町 4.国見町



並石ダムグリーンランド・こっとん村

並石ダム湖



六郷満山中山本寺 金剛山長安寺(天台宗)
豊後高田市大字加礼川字屋山

 「元正天皇御宇養老二年(718)仁聞菩薩の開基と伝える
平安末期国東半島の六郷に仏教文化が華咲いた 鎌倉時代この寺が六郷山寺院の惣山として最盛期を迎える
学頭職や惣別当職がおかれ満山百余ケ寺約一千人の僧侶を統卆 事あるに臨み国家の安泰将軍家の隆盛を祈祷す 南北朝 室町時代は武家の勢力に押されながら安土桃山時代屋山城主 吉弘鎮信及びその子統幸は 長安寺の別当 執行権を握り主軸となった 仏神の恵みと武家の力は寺勢を増大 庶民信仰の霊場としても反映した古刹である」




もう一対の仁王像





長岩屋山天念寺

「六郷満山中山本寺の一つであるこの寺は、かつては十二の院及び坊で構成されていました。
 現在は本堂、講堂など僅かな建物しか残っていませんが、境内には多くの文化財が点在しています。本尊には平安時代末期の作で、県有形文化財に指定される釈迦如来坐像が安置されており、前を流れる長屋川には、大岩に不動明王と二童子が刻まれています。
 また、この寺は修生鬼会が行われる寺として知られ、旧正月七日の夜に近隣の六郷山寺院から集まった僧侶たちの読経に始まり、講堂では松明を持った鬼が勇壮な法舞を行ないます。」

豊後高田市
天念寺 本堂



天念寺講堂

毎年正月七日に行われる修正鬼会の舞台となる場所で、主尊に薬師如来坐像、脇侍に月光菩薩像立像が祀られている。







身濯(みそそぎ)神社

天念寺の講堂と本堂に挟まれた場所にある身濯神社は、明治の神仏分離以前は六所権現とよばれていた。八幡神との関わりの深い神々が祀られており、長岩屋の鎮守社として信仰されている。
十六羅漢像 磨崖役行者像

戦国時代末期のもので修験道の開祖とされる役行者が薄肉彫りされた磨崖仏である。



川中不動

安土桃山時代に不動明王と咤迦童子・矜褐羅童子の両脇侍が刻まれ、かつては護摩堂が存在していた。
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