石橋巡り
(2004年7月24日〜25日)

国東半島・道中で見たもの その7
(岩戸寺・文殊仙寺)
その1 その2 その3 その4
その5 その6 その8 その9 その10



1.杵築市〜大田村〜豊後高田市 2.国東町 3.真玉町〜香々地町 4.国見町



天台宗 石立山岩戸寺(いしだてさんいわとじ)

 「六郷満山末山本寺。養老二年(718)、仁聞菩薩の創建と伝えられています。寺名は仁安年間(1166〜68)の「六郷二十八山本寺目録」に記されております。室町期(1336〜1573)の「六郷山定額院主目録」には、「天ノ岩戸寺徒十二坊岩戸寺三十仏三十番神」とあり、かつて十二坊を有していたことがわかります。」
岩戸寺石造金剛力士立像
県指定有形文化財

「いずれも安山岩製で、像高は阿形140cm、吽形135cm。両像とも背部に銘文があり、文明10年(1478)六郷山岩戸寺院主藤原都登丸、大願主豪範ほか七名の結縁によって造立されたことがわかります。」


岩戸寺宝塔(国東塔)
国重要文化財

「講堂向かい側の大きな岩の上に建つ国東塔は、塔身の銘文から、弘安六年(1283)納経のために造立されたもので、銘文のある国東塔としては我が国最古のものです。
総高は3.29m。国東塔は国東半島独特の宝塔で、大正三年(1914)京都帝国大学天沼博士が国東の地名をとって命名されました。」



講堂
町指定有形文化財

「木造・草葺、五間(約10m)四方の板縁の中に一段高く十二本の柱に囲まれた内陣を持つ特殊な建物です。」


木造薬師如来像
県有形文化財

「薬師堂に安置されています。像高96.1cm。榧材による一木造の彫眼像で、平安期の様式を伝える優作です。」






文殊仙寺 国東町大字大恩寺

「国東六郷満山霊場第25番札所で僧仁聞が創建した六郷山末山本寺の1つであったといわれている。僧仁聞の創建となると8世紀に創建されたものと思われるが、建武4年(1337年)の六郷山目録に初めて寺名が出てくる。
日本三大文殊の一つで「3人寄れば文殊の知恵」の諺の発祥の地としても知られる。」
日本一の宝篋印塔



大ケヤキの木
道中で見たものその8へ