石橋巡り
(2005年11月23日)

5.三日月の瀧



1.通浄橋 2.下城の大イチョウと下城の滝 3.梅林湖 4.高取谷水路橋
6.光徳寺門前橋 7.竜門の滝 8.宝八幡宮 9.R387沿いの紅葉 10.西椎屋の滝
11.旧桂懸井路社ヶ谷水路橋 12.富貴寺 13.並石ダム 14.両子寺 15.田原若宮八幡宮



三日月の瀧 玖珠郡玖珠町小田中泊里

 「平安時代、今日の都で醍醐天皇の御孫姫小松女院と、笛の名手清原正高少納言は恋をしますが身分の違いもあり、正高卿は豊後の国に配せられます。
 小松女院は正高卿の後を慕って穴井四郎弘次・荘隈次郎利勢と11人の侍女を伴いはるばると当地までやってきました。
 滝のほとりで一人の老樵に出会い正高卿はすでに矢野氏の娘を娶り長野の館に住んでいることを聞き、今は尋ねても詮なきことと、旅に使った笠や衣を松の枝に掛け辞世の歌
 「笛竹のひとよの節と知るならば
    吹くとも風になびかざらまし」
と詠み11人の侍女と手を組携えて瀧の水底に身を投じました。
 正高卿はこの事を聞いて驚き里人と淵瀬を探し、小松女院と侍女の御遺骸を引き揚げ御墓所をつくり、神社を建て御魂を鎮められました。
 玖珠川を挟む、嵐山・桜ヶ岡両瀧神社では現在も入水の日を祭日として厳粛に大祭が斉行されています。」
観音堂の由来
「江戸時代の元禄14年建立された観音様です。
瀧見観音と呼ばれ、子供を慈しみ、いたわり育てる観音様 その姿より 歯痛の観音様と信仰され 瀧神社の江戸期の神仏習合時代の名残りをのこすものです。」

瀧神社社務所



6.光徳寺門前橋へ