石橋巡り
(2005年11月3日)

4.仲江笠塔婆
佐伯市宇目大字重岡



1.藤河内渓谷
2.御泊橋
3.長昌寺五輪塔
5.タブ峠の眼鏡橋



仲江笠塔婆
市指定有形文化財
重岡区所有

 「笠塔婆は石造塔婆の一種で、細長い方身形の上部に笠石をのせたものである。塔身の上部に仏像、種子をあらわすほか、長い銘文を刻むことができるのが、これらの特徴である。
 浄土宗系では六字名号を刻んだり、日蓮宗系では題目を刻んだりする。平安時代後期からあらわれ、流布伝播していった。内容的には板碑と同じである。
 この笠塔婆は凝灰岩でできており、惜しいかな笠石が欠損している。しかし、塔身には密教の四方仏金剛界の種子である「アク」が鮮やかに薬研彫りされ異彩を放っている。また製作年代もその形状から室町時代後期の作とすいていされる。
 この種の笠塔婆は本町に一基しかないため、それだけに貴重である。」

佐伯市教育委員会


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