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一ツ橋

2004.05.23

千代田区一ツ橋


「この橋を一ツ橋といい、内濠川に架かる見附橋です。徳川家康が江戸城に入ったころは、大きな丸木が一本架けられていて、その名で呼ばれていたといいます。寛永図(1624〜1643)には、一ツ橋とかかれています。
 橋の近くに、松平伊豆守の屋敷があったので、伊豆橋ともいわれたことがあります。その屋敷あとに、八代将軍吉宗の第四子徳川宗尹が、御三卿の一人として居をかまえていました。そこで橋の名をとって一ツ橋家と称したといわれています。
 明治6年(1873)一ツ橋門を撤去、現在の橋は大正14年(1925)架設、長さ19.6m、幅28m、コンクリート造り。
 橋の北側、如水会館の一帯は商科大学(現一橋大学)のあった所です。」

千代田区教育委員会
親柱

一ツ橋御門の見附(見張り所)あとの石垣。南詰、丸紅本社の側にある。